一本の木は、長い年月をかけて森で育ちます。
伐採された後は建築材となり、家や建物を支え、多くの人の暮らしを見守ってきました。
雨や風から家族を守り、安心して過ごせる空間をつくること。それが木に与えられた大切な役割でした。
しかし、建築の現場では、どうしても長さや形が合わずに使い切れない木材が生まれます。
その木は「不要な木」ではありません。
強度や品質は十分でありながら、建築材としての役目を終えただけなのです。
私たちは、その木にまだ価値があると考えています。
人の暮らしを支えてきた木には、次の役割があります。
それは、薪として再び人を温め、火のある豊かな時間を届けることです。
木の命は、建物だけで終わるものではありません。
その価値を最後まで活かし、新たな役割へつなげることが、私たちの薪づくりの原点です。
