建築材として役目を終えた木は、そのまま処分されてしまうことも少なくありません。
しかし私たちは、その木を目にするたびに思います。
「まだ、この木には役目がある。」
長い年月をかけて育ち、人の暮らしを支えてきた木には、最後まで活かされる価値があります。
私たちは、その想いを大切にしながら、一本一本を薪へと生まれ変わらせています。
木材の状態を見極め、薪に適した長さへ切りそろえ、次の工程へとつないでいきます。
この作業は、ただ薪をつくるためではありません。
木が持つ価値を途切れさせず、次の役割へ受け継ぐための第一歩です。
建物を支えてきた木は、これからは炎となって人を温めます。
焚き火の炎として、薪ストーブの暖かさとして、そして家族や仲間が集まる豊かな時間を支える存在として、新しい役目を歩み始めます。
私たちの薪づくりは、「木を最後まで活かしたい」という想いから始まります。
一本の木が歩んできた時間を大切にし、その価値を未来へつないでいくこと。それが、私たちが薪をつくる理由です。
